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西酒造㈱ 見学② ~新蔵と天使の誘惑~ - 地酒の窪田屋

西酒造㈱ 見学② ~新蔵と天使の誘惑~

どーもです!

先日の続きとなります

2日目は新蔵に移り、現在の屋根のある蔵の見学をしました

この屋根のある蔵の表記・表現については後日書こうと思います



この時期は酒造期ではないので醪など稼働はしておりませんが、

かなり清掃が行き届いており、いつでも焼酎造りができるほどのキレイさでした

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こちらは珍しかろうと思いますが、木の蒸留器です

確か吉兆宝山はこちらで蒸留しています

最近は清酒でも木桶造りなどが流行っていますが、

木の蒸留器は珍しく、しかもそれを別にラベルにデカデカとアピールしないあたり

西酒造らしいと思いました

以前は西酒造もラベルに「甕仕込み」などと書いていたようですが、

そういう部分でお酒を語らない、という考えのもと表記を外したといいます

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こちらは先日の蔵でもあった自動製麹装置です 

2台か3台あり、酒造期には順々に稼働させていきます

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そして焼酎造りのキモである蒸留器です

スワンネック(ワタリ)と呼ばれる連結部では

その高さや角度が例えば1cmや1°違うだけで、できあがる酒質は異なります

こちらの写真では銅製のワタリを付けることで、余計な雑味などを取り除くことを目的としています

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この他にも様々な蒸留器が西酒造には設置されており、まだ稼働していないものもあります

これは将来の焼酎造りにおいて使われることになるやも知れません

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こちらは樽貯蔵するための貯蔵庫です

天使の誘惑など、ゆっくり時間をかけて熟成された焼酎は、

本来はウイスキーにも比肩するほど艶やかで深い色合いになります

しかしお客様はじめ消費者はこの色の焼酎を買うことはできません
というかこの色を見ることもできないです

それについても興味ある方がいらっしゃいましたら詳しく書こうと思います

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因みに、以前も書いたかと思いますが、

木桶仕込みは木の特性上、どうしても欠減(木が水分を吸って酒の量が減ること)が生じる点からホーローやステンタンクに代わりましたが

樽貯蔵はステン貯蔵とは意味合いが違いますから、どうしても木での貯蔵をせねばなりません

当然、焼酎を貯蔵していても木は呼吸をしていますから

焼酎は次第に蒸発し、出来上がった貯蔵酒の量は減っているわけです

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これを酒造の用語で「天使の取り分」とか「天使の分け前」(Angel's share) といいます

貯蔵中の焼酎が天使に誘惑されて天に向かってしまう様子を表し

「天使の誘惑」という酒銘になったのだと思います

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改めて見るとちょっと憎たらしい顔してますね……太ももめっちゃ鍛えてるし……笑


という訳で今回はここまでです

次回は、鹿児島県産の山田錦(!?) と「屋根のある蔵」の表記に関して書こうと思います

それでは皆様、ゴールデンウィークを楽しんでくださいね!

Koki






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