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特定名称酒について思うこと ② - 地酒の窪田屋

特定名称酒について思うこと ②

どーもです!
前回の話の続きです

前回は精米歩合について50%以下は全部同じにカテゴライズされるといいましたが、
さらに言うと、
精米歩合とは、
「見かけの精米歩合」「真精米歩合」があることを考慮せずカテゴライズしているのです
IMG_6187.jpg

見かけの精米歩合とは
簡単に言ってしまえば、精米した白米重量を玄米重量で割ったものです
玄米重量が100gで精米後重量が70gなら、精米歩合70% ということです
ただこの精米には未熟な米や死米などの「無効な」米も含まれています
なので精米歩合70%と言っても、
そこには死米など無効な米の重量も含まれていますから、
実際は75%とかもっと低精米歩合になるのです
見かけの精米歩合からこの無効精米分を除いたものを
「真精米歩合」と呼びます
IMG_6190.jpg

画像は無効な米を除いたものを並べて
真精米歩合をはかる
「千粒重」と呼ばれる作業です
実習でもやりましたが、結構疲れます
IMG_6189.jpg

さて、
お酒のラベルに表示されている、
あるいはそこから特定名称を名乗る際に用いられる
精米歩合とは、
実は「見かけの精米歩合」のことを指します

こだわりのある蔵元さんの表記を除けば、
ほとんどが「見かけの精米歩合」をラベルに記載しているはずです
なので「(純米)大吟醸」と書いてあるラベルも、
見かけの精米歩合では「(純米)大吟醸」だけども、
真精米歩合では「(純米)吟醸」に該当するケースが多々あります

これって僕を含めお客様に誤解を与えかねやしませんかね?

蔵元さんは悪くないと思います、
酒税法上の記載義務に従って名乗っているだけですので

吟醸よりは大吟醸の方が美味しい、高価で価値のあるもの
などと思い込ませるこのカテゴリー自体に問題があります
それって一級酒、二級酒……などと何も変わってないのでは、と思ってしまいます

という経緯がありまして、
今度ぼく主催で
ラベル情報なしのブラインド唎き酒会でもしようかと思います
本醸造、吟醸、大吟ごちゃまぜの、
自分が美味しいと思う一本を見つけてもらいつつ、
いかに視覚でお酒を飲んでいるかに対するちょっとした反抗心からの試みです
どうぞ宜しくお願い致します!

Koki


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